うおのめにそっくり『ミルメシア』
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皆さま、こんにちは!
八尾市 久宝寺にあります
ほしの皮膚科クリニック
スタッフSです👩
サイズの合わない靴が原因で起こるうおのめやタコ、歩き方や姿勢を改善すると軽快することもありますが、実はウイルス感染によって起こるイボもあります。
ご自身では、なかなか見分けるのが難しい為、悪化させないためにも早めに受診しましょう😣
本日は、そんな感染性イボの一つ『ミルメシア』についてお話しさせて頂きます。
イボの中でも、主に足の裏や手のひらにできるミルメシアは、見た目はうおのめによく似ています。
皮膚の奥まで病変が進行すると強い痛みを生じることもあります。
いぼの多くはHPV(ヒトパピローマウイルス)というウイルスに感染して生じます。
HPVは150種類以上あり、ミルメシアはその中のHPV-1により発症します。
治療は、マイナス196度の液体窒素を使う凍結療法により感染している角化細胞を壊死させて取り除いていきます。
1~2週間ごとに通院して頂き、いぼの状態をみながら内服薬や、凍結療法で改善が難しい場合は手術で摘出します。
皮膚が乾燥してガサガサしていたり、アトピー性皮膚炎などで傷ができ皮膚のバリア機能が低下していると感染しやすくなります。
ミルメシアは大きくなるまで痛みありませんが、小さくても違和感はあります。
手足にしこりのようなものを見つけたら早めに皮膚科を受診しましょう🏥