やけど(熱傷)
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皆さま、こんにちは!
八尾市 久宝寺にあります
ほしの皮膚科クリニック
スタッフSです👩
今週に入り、鼻水やくしゃみなどのご相談が増えてきました。
1月から、スギ・ハンノキが飛散しています。風邪様の症状が続く方は一度ご相談下さい。
本日は年明けからご相談の多い、『やけど』についてお話しさせて頂きます。
やけど(熱傷)とは…
熱による皮膚・粘膜の障害のことで、日常で最もありふれた誰もが一度は経験したことのある外傷のひとつです。
原因として多いものには、熱湯や油(液体)が多く、小児の場合は炊飯器からの蒸気やアイロンなどがあります。また、これら高温なものだけではなく、ホットカーペットや湯たんぽに長時間あたっていたことによる低温熱傷もあります😣
低温熱傷は軽傷に思えますが深くまで熱が到達し、治療に時間がかかることがあるため要注意です☝
熱傷は、傷害された皮膚の深さと面積によって、
Ⅰ 表皮まで
Ⅱ 真皮まで(深さにより2つに分類される)
Ⅲ 皮下組織まで
と、Ⅰ~Ⅲ度までに分類されます。
受傷してしまったら、まずはすぐに冷やすことが大切です!
水道水で構わないので、20分程度は流水で流しましょう。症状が進むのを抑え痛みを和らげる効果があります。
洋服を無理矢理脱ぐことで、傷害された皮膚も共に剥離してしまうため、まずは衣類の上から水で冷却しましょう。
やけど痕の瘢痕や、ひきつれなど起こるかどうかは、初期治療によって大きく左右されます。
治療過程で、感染を起こさないためにも、誤った情報、不正確な知識での治療は禁物です😥
必ず専門医を受診するようにしましょう🏥